Roland Garros
今日は休日らしく目先を変えて、テニスの話題。
ちょうど、今、フランスでは全仏オープン中。球足の遅いレッドクレー(なんと、粉末状にしたレンガを敷き詰めている)での試合は、選手のスタミナを容赦なく奪い、毎年、波瀾万丈な展開が繰り広げる様は、「ローランギャロスには魔物」が棲むとまで言われたりします。今年も、去年の男子優勝のフェレーロ、女子優勝エナン・アルデンヌが早々に消えるなど、波瀾万丈な展開が続いています。
さて、こういったテニスの試合は、案外ローテクで支えられていると思いきや、実は見事なまでにIT化されていたりします。
たとえば、このローランギャロスのサイトに行くと、リアルタイムでどんどんスコアが更新されています。さて、これは、どこで編集しているのでしょうか。
実は、これは別にコートサイドに集計人がいて集計している…なんてことはなく、審判台に設置されている端末に入力された結果が、そのままリアルタイムに集計されているのです。
以前の審判は、専用の集計紙を持って審判台にあがり、1ポイント決まる毎に結果を記入していたのですが、今は審判台についている端末にタブレットを利用して入力すれば、後はコンピューターがちゃんと試合を把握してくれる…いい時代になったものです。
その審判のデータや、試合中に表示されるスピードガンのデータ等を集計すると
http://www.rolandgarros.com/en_FR/scores/stats/day12/1097ms.html
な具合にどんどん集計されていくわけです(げ、フェデラーが負けてる…)
さて、そろそろ近づいてきた世紀の祭典オリンピックは、ITの世界でも世紀の祭典です。選手にメッセージを送れたりと、毎年新しい試みを見せてくれるオリンピックですが、今年はどのようなものが見られるのでしょうか。