連載リサーチ -数字で見るドメイン- <第2回>
「アクセスしやすいと感じるURLは「商品名.jp」
広告からURLを打ち込んだことある媒体としてトップは新聞だそうです。
これをもって、「ユーザーへのリーチという部分ではTVCMがトップ。しかし、実際にサイトへの誘引につながった広告のトップは新聞であった。広告の露出量とアクセス数は必ずしも比例しないようだ。」と結論づけています。
これ自体は、まぁ、そのとおりなんでしょう。
でも、考えてみてください。URLを直接打ち込むという行動は、サイトへの導線としてどの程度有効なのでしょうか?
普通の人は検索エンジンを使って、アクセスするんじゃないでしょうか?
http://csp.netratings.co.jp/nnr/PDF/0917_ReleaseKeyWordSearch_J_final.pdf
上のリンク先のネットレイティングスの調査結果を見ればわかりますが、「Yahoo!」が検索語の1位になるような国で、どれだけの数の人にURLを直接打ち込むことを期待できるのでしょうか。
この調査結果からわかることは、「テレビでURLを告知するのは無意味である。その時間をCM表現にあてた上で、Web上の媒体とのメディアミックスやSEOを組み合わせるべき」だと思えるんですが…
同様にして、「商品名.JP」もこの調査では何の結論も導き出すことはできていません。
本来的には、ドメインを「商品名.JP」にするのか、「会社名.JP/商品名」にするのかは、コーポレートブランドと商品ブランドとの関係性を重視して決めるべきですし、その上で適切なキャンペーンやSEOを施した方が効果的だと思います。