「ねぇGoogle」 Google Homeがやってきた

2018/01/11

Google Home ガジェット

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世間で注目されはじめていたスマートスピーカー、実はこれまで買うつもりはなかったのですが、ついに手を出してしまいました。



動機はラジオ(みたいなの)が欲しかったから

今の勤め先で、一部在宅勤務制度も始まって、家で仕事をすることが増えるのですが、その際、部屋で音楽とか流せるといいかなと。
狭い我が家ではゲームの音を出すのもどうかと思っているので、家のPCはヘッドホンに繋げているのですが、これだと宅配とか来たときに不便ですし、かといって今さらスピーカーを買うのもどうかと・・なら、スピーカー+αの値段で、radikoとか音楽とか楽しめるスマートスピーカーでいいんじゃない?と早速導入してみました。

Google Home miniを選択

今の我が家の場合は、メールやオフィスソフトはGoogle Apps(G Suite)、動画(テレビ)はFire TVと、音楽はGoogleとAmazonを時々サービス替えながら使っている感じで、AmazonでもGoogleでもどちらでも構わない感じです。強いて言うなら、リビングのAmazonと、作業としてのGoogleという感じでしょうか。今回は自室への導入なので、なんとなくGoogleにしてみました。

Google Homeは、レギュラーサイズとminiがありますが、違いはサイズとスピーカーくらいです。ガッツリ音質にこだわるならヘッドホンを使いますので、迷わずminiを選択しました。

セッティングに特筆すべきものはなし。ただ、USBケーブルを選ぶ

ヨドバシで余っていたポイントをフル活用してやってきたGoogle Home mini。純正の電源もありますが、これはMicro USBケーブルが使えるのがメリット…の…はず…あれ?
なんかうまく刺さりませぬ…
おしゃれに仕上げたおかげで、micro USBポートが狭いです。なんとか1本刺さるのが見つかったので、なんとかなりました。試行錯誤のおかげで、ポート付近が傷ついています(汗)
無事電源が入り、Androidスマホを使ってセッティング完了です。

早速「OK Google」


ピコン♪と、スマホのGoogleアシスタントが反応しますww それだと困りますので、Google Homeに話しかけるときは、もう一つの起動フレーズである「ねぇGoogle」を使うようにします。

「OK Google」「ねぇGoogle」で、スピーカーの表面に光が浮かび、音声入力待ちになります。


ここに「音楽を聴かせて」とか「なぞなぞを言って」とかコマンドを話しかけると、何かしらの反応があります。

「ニュース」は、Googleニュースを音声読み上げするのかと思っていましたが、そうではなく、NHKニュースなどの既存音声ニュースを流すのでした。ニュースソースの選択はAndroidアプリからできます。

ちなみに、個人的なキラーコマンドは「スマホを探して」ですね。ボリュームを最大にして着信音をならしてくれます。今までスマホが見つからないときは、PC立ち上げて検索して~と面倒でしたが、これからは、「ねえGoogle スマホを探して」だけで済みます。朝の忙しいときに無駄に焦る必要がなくなりました。正直これだけで元が取れた気がします!超おすすめです!

IFTTTとの連携は必須レベル

Google Home単体でも、ラジオ(radiko)や、音楽を聴いたりできますが、これだけですと「ちょっと便利なスピーカー」でしかありません。スマートスピーカーを「スマート」たらしめるのは、外部サービスとの連携。そのために必須レベルなのが、IFTTTです。
IFTTTは、世の中にあるクラウドサービスのインプットとアウトプットを連携しちゃおうという、ライフハックや情報ガジェット好きならお馴染みといっていいサービスです。しかも構文は超簡単な 「IF(あるサービス)~Then(他のサービス)」のみ。「日付が1月1日になったら、『明けましておめでとう』とツイートする」とか、「ニュースの新着情報があったら、メールする」などのサービス(レシピ)を簡単に作れちゃいます。

Google Homeと、Android携帯に入っている「Googleアシスタント」は、IFTTTに対応していますので、これを使って、音声入力をトリガとして、色々なサービスを自分で作ることができます。

早速、GoogleアシスタントをIFTTTへ登録。
Googleアシスタントが対応しているのは、
  1. ある特定の語句を検出したら、他のサービスを起動する
  2. ある特定の語句を含むフレーズ内に含まれる文字列(#)を抽出し、他のサービスへ転送する
  3. ある特定の語句を含むフレーズ内に含まれる数字($)を抽出し、他のサービスへ転送する
  4. ある特定の語句を含むフレーズ内に含まれる文字列(#)と数字($)を抽出し、他のサービスへ転送する

の4つの動作です。文字列も数字も1つずつだけですので微妙に不便ですが、このシンプルさがIFTTTらしい感じですね。IFTTTを活用して、自分が使っている他サービスと徐々に連携をすると、ライフハックが進むかもしれません。

とりあえず
  • 毎朝の血圧測定結果の入力が割と面倒なので、音声から入力する
  • 買い物メモぐらいのちょこっとメモをGoogle Homeにとらせる

あたりはすぐできそうです。

スマートスピーカーは夢のデバイスじゃないけど、ちょっと助けてくれる

ちょっと使ってみて思ったのですが、世の中のスマートスピーカーに対する期待値はちょっと高すぎるかなと思います。Google Homeでできることは、現段階ですべてPCやスマホでできるものです。

そんな中で、Google Home等のスマートスピーカーを使う意味というのは「スマホやPCを起動してインプットする」という手間が面倒、時間がないというときに「ほんのちょっと手助けしてくれる」ところにあるのではと思います。

また、スマートスピーカーの力を100%引き出すためには、IFTTTをはじめとするクラウドサービスの知識が必要ですし、まだまだマニア向けの製品の域を超えてないと思います。

逆に言いますと、ライフハック好き、ガジェット好きであれば、取り組みがいがある面もあるので、これから面白い連携サービスがでてくるような気もします。

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